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パサディナ日記 / Day 2 大好きな美術館
August 12, 2015

パサディナに来ると必ず訪れるのが、ノートン・サイモン・ミュージアムです。

 

ここは元々、20世紀のヨーロッパ・アメリカ美術を所蔵していたパサディナ美術館に、ノートン・サイモンさんの個人コレクション…ルネッサンス美術から20世紀美術、膨大な東南アジア美術のコレクションなど…を合わせて、1974年に「Norton Simon Museum」として開館した、世界でも有数の個人コレクションの美術館です。

 

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グランパの家から車で10分くらいの場所にあるこの美術館は、19、20世紀のヨーロッパ・アメリカ美術が大好きなわたしには天国!!!!
なぜならまず最初に入る部屋にゴッホの絵が3枚、その先にはモディリアーニ……そして広い部屋に出たと思えば、ルソー、ピカソ、カンディンスキー、クレー、ブランクーシ、イサム・ノグチ、ディエゴ・リヴェラ…と錚々たる芸術家たちの名作に囲まれるのです! 思わず感嘆のため息がもれ、あまりの幸福に胸がいっぱいになります……。

 

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わたしが最も感動する展示のひとつが、下の写真のものです。

 

まず部屋の中央、吹き抜けの天井の真下に、コンスタンティン・ブランクーシの「空間の中の鳥」があります。そして左奥をみると、イサム・ノグチの「The White Gunas」があります。

 

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ブランクーシはノグチの師匠でした。
彫刻家になり立てのころパリに渡ったノグチは、ブランクーシのアトリエで彫刻を学びます。その出会いやふたりの詳しい関係などについてはドウス昌代さんの『イサム・ノグチー宿命の越境者』を読み返したいと思うのですが(素晴らしい本です!)、ノグチはブランクーシを心から尊敬し、彼の人柄や彫刻に対する姿勢に大変影響を受けていました。

 

この天井を見上げると、一番高いところが小さな丸窓になっています。まるでブランクーシの鳥が吸い込まれて行き、高い高い空へ飛んでいきそうにみえます。そしてその輝く鳥の姿を、イサム・ノグチが尊敬の念とともに見上げている……。わたしにはこの配置がそんなふうにみえるのです。

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今回は2時間の滞在で美術館の3分の1ほどをじっくり鑑賞しました。パサディナにいる間にもう一度来ることができたら、17、18世紀の絵画と、彫刻庭園を心ゆくまで鑑賞したいと思っています。

 

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……ああ、素晴らしい作品をこんなにたくさんみることができて、幸せ!