20150725
VACANTイベント「いま、雑誌をつくる自由」
July 25, 2015

ロンドンで『for reference only』というインディペンデントマガジンを創刊した、
吉川枝里さんのお話しを聞きに行ってきました。

 

『for reference only』は、
毎号、対極するふたつの言葉をテーマに、
その言葉が人びとにとって持つ意味や違いを
ファッションを切り口にして探求するマガジン。
 
記念すべき創刊号のテーマは”wet”と”dry”。
 
「ファッション=服ではなく、
 ファッションを入り口として人間性やライフスタイルを見つめる」というスタイルで、
様々なデザイナーや写真家の作品をフィーチャーしながら、
一冊を通して”wet”と”dry”を探求しています。
 
お話しの中で、
「”wet”と”dry”は対極のものであるはずなのに、
 作っているうちに、そのふたつがとても似ていることに気づいて、
 どこからが wet でどこからが dry なのかがわからなくなった」
とおっしゃっていたのが印象的でした。
 
この雑誌はファッションコミュニケーションを学ぶ大学の卒業制作としてつくられたもの。
卒業制作で雑誌を創刊!なんて、いいアイデアですよね。
 
ロンドンでは、道端のニューススタンドでも
100種類ぐらいの雑誌を購入することができるのだとか。
日本と比べると、作り手にとっても読み手にとっても、雑誌という媒体は敷居が低く
手を伸ばしやすいもののようです。
 
吉川さんのやわらかい語り口を聞いていると、
好きな作家さんにコンタクトをとることとか、
雑誌をつくることとか、
なんだ、わたしの手でもできるのだな、と思わせてくれて、
とてもいい刺激になりました。
 
聞き手の西谷真理子さん(『装苑』元副編集長)もおっしゃっていたように、
もの新しさを狙っていない、素手でつくられた感触のあるこの『for reference only』は、
年1、2回発行予定ということで、
今後の取り組みも楽しみ〜。
ぜひこのまま自由にたのしく作り続けてほしいです。
 
for reference only http://forreferenceonly.com
VACANT イベントページ http://www.vacant.vc/d/230